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NZ第2四半期失業率、4.6%に上昇 賃金の伸び低調で年内利下げ期待継続

ロイター / 2024年8月7日 10時49分

Lucy Craymer

[ウェリントン 7日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が7日発表した第2・四半期の失業率は4.6%と、第1・四半期の4.4%(改定値)から上昇した。賃金の前年比上昇率は2年ぶりの低さとなり、NZ準備銀行(中央銀行)が年内に利下げに踏み切るとの期待を裏付けた。

一方、就業者数は前期比0.4%増加。ロイターがまとめたエコノミスト予想は失業率が4.7%、就業者数は0.2%減だった。

民間部門の賃金の伸びは前期比0.9%と、前期の0.8%からやや加速。エコノミスト予想も0.8%だった。ただ、前年比では3.6%上昇と、2年ぶりの低い伸びだった。

失業率と賃金の全体の傾向は、中銀が年内に利下げを開始するとの市場やエコノミストの予想を裏付けた。

ただ、就業者数が予想を上回ったため、NZドルは小幅に上昇し、1NZドル=0.5987米ドルとなった。

キウイバンクのシニアエコノミスト、メアリー・ジョー・バーガラ氏は金融政策の転換が後手に回っていることを改めて示していると指摘。

「NZ労働市場は過去2年間、制約的な金利水準にかなりの耐久力を見せたが、中銀がさらなる労働市場の減速に先行し、早期に利下げを実施することが需要」とした。

中銀は先月、政策金利のオフィシャル・キャッシュ・レート(OCR)を8会合連続で5.5%に据え置いた。インフレが予想通りに鈍化すれば、制約的な金融政策を徐々に緩和する可能性があることを示唆した。

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