ハイテク株買いの好機、急落で割安感とＨＳＢＣ幹部

英金融大手ＨＳＢＣのグローバル・プライベート・バンキング＆ウェルス部門のウィレム・セルズ最高投資責任者は６日、ハイテク株の急落を受けて高収益企業の株式を割安に買う機会が生まれたとの見方を示した。写真はニューヨークで３月撮影（２０２４年　ロイター／Brendan McDermid）

Harry Robertson

[ロンドン ６日 ロイター] - 英金融大手ＨＳＢＣのグローバル・プライベート・バンキング＆ウェルス部門のウィレム・セルズ最高投資責任者は６日、ハイテク株の急落を受けて高収益企業の株式を割安に買う機会が生まれたとの見方を示した。

ハイテク株比率の高い米ナスダック１００指数は５日、米経済を巡る懸念から３％下落。人工知能（ＡＩ）人気が行き過ぎとの見方も一部で出る中、７月に付けた過去最高値からは１２％下落した。

セルズ氏はインタビューで「ハイテク株はバリュエーションからフロス（小さい泡）が取り除かれた」と指摘。

「ＡＩや技術革新全般は持続し、引き続き生産性向上をもたらすだろう。われわれは資金を引き揚げない」とし、「ハイテク株には機会があり、ハイテク株は（巨大ハイテク７社の）マグニフィセント７だけではない」と述べた。