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インド中銀、12月に緩和開始 26年3月までに1%利下げ=BofA

ロイター / 2024年8月7日 11時7分

 8月6日、バンク・オブ・アメリカ(BofA)の債券責任者は、インド準備銀行(中央銀行)が12月に政策緩和サイクルを開始し、2026年3月までに計100ベーシスポイント(bp)の利下げを実施する可能性があるとの見方を示した。写真はインド中銀のロゴ。ムンバイで昨年4月撮影(2024 ロイター/Francis Mascarenhas)

Dharamraj Dhutia

[ムンバイ 6日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(BofA)の債券責任者は6日、インド準備銀行(中央銀行)が12月に政策緩和サイクルを開始し、2026年3月までに計100ベーシスポイント(bp)の利下げを実施する可能性があるとの見方を示した。インフレ率が目標の4%に向けて低下していることが背景。

BofAインド部門のフィクストインカム・為替・コモディティー担当責任者ビカス・ジェイン氏はインタビューで、「実質金利の想定に基づくと、インフレ率が4%に達すれば、(政策金利の)レポレートは5.50%に低下する可能性がある」と述べ、コアインフレ率は一貫して低下していると指摘。

12月に25bp幅で利下げサイクルが開始される見込みだとした。これは市場のコンセンサス予想と一致する。

ただ、ジェイン氏は26年3月までに計100bpと、50─75bpを見込むコンセンサス予想よりも大幅な緩和を予想している。

中銀は先月、自然利子率推計値が1.4─1.9%と前回の0.8─1.0%から上昇したと発表した。

ジェイン氏は推計値の幅が広がれば、さらなる利下げ余地が生まれると指摘。

インド10年債について、利回りが12月までに6.70%に低下するとの見通しを示し、価格調整局面に買いを推奨した。

中銀は今週開く会合で政策金利を9回連続で6.50%に据え置く見通し。

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