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政府として冷静に判断、日銀と緊密に連携=株価変動で林官房長官

ロイター / 2024年8月7日 12時10分

 8月7日、林芳正官房長官(写真)は午前の会見で、東京株式市場で日経平均が5日に過去最大の下げ幅を記録した後、6日には過去最大の上げ幅となるなど変動の激しい動きになっていることについて、政府としては冷静に判断していくことが重要との認識を改めて示した。写真は都内で昨年12月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

Kuniko Mutoh

[東京 7日 ロイター] - 林芳正官房長官は7日午前の会見で、東京株式市場で日経平均が5日に過去最大の下げ幅を記録した後、6日には過去最大の上げ幅となるなど変動の激しい動きになっていることについて、政府としては冷静に判断していくことが重要との認識を改めて示した。引き続き内外の経済金融市場の動向等について緊張感をもって注視するとともに、日銀と密接に連携しつつ、経済財政運営に万全を期すと述べた。

最近の急激な値動きを受け、新NISA(少額投資非課税制度)に新たに参入した投資家の中には不安を感じている向きもあるが、政府が打ち出した「貯蓄から投資へ」の方針に変わりはないのか、との質問に対し、「方針に変わりはない」と述べた。新NISAについては、下落などの市場変動が進む中でも長期積み立て分散投資の重要性を考慮した冷静な判断を望むとした。

また最近稼働を開始した金融経済教育推進機構(J-FLEC)を中心に関係金融機関等と連携し長期積み立て分散投資に関する広報、周知に取り組んでいくとも述べた。

*新NISAに関連した発言を追加しました。

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