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システム障害からの復旧遅れ、デルタ航空に責任=マイクロソフト

ロイター / 2024年8月7日 12時22分

 8月6日、米マイクロソフト(MS)は、世界的なシステム障害の影響を受けた米航空大手デルタ航空の運航復旧が遅れていることについて、デルタ側に責任があるとの認識を示した。写真はマイクロソフトのロゴ。フランスのイッシー・レ・ムリノーで3月撮影(2024 ロイター/Gonzalo Fuentes)

Rajesh Kumar Singh

[シカゴ 6日 ロイター] - 米マイクロソフト(MS)は6日、世界的なシステム障害の影響を受けた米航空大手デルタ航空の運航復旧が遅れていることについて、デルタ側に責任があるとの認識を示した。デルタではシステム障害に絡み、6000便超が欠航した。

障害は先月、MSの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」搭載端末で発生。多くの航空会社を含むMSの顧客に影響が及んだ。原因となったのは米情報セキュリティー大手クラウドストライクのソフトウエア更新だった。他の航空大手では障害による混乱は翌日には収まったが、デルタでは影響が続いた。

MSが実施した暫定的な調査では、デルタが競合他社とは異なり、ITインフラを更新していなかった可能性が示された。

一方、デルタは2016年以降、多額の資金をIT関連の設備投資に充ててきたと強調。ITの運用コストに毎年数十億ドル支出しているとも説明した。

デルタの広報担当者は「当社は顧客と従業員のために、安全で信頼できる、高レベルのサービスに長年投資してきた」と述べた。 システム障害による航空便の混乱でデルタが被る損失は5億ドルに上るとみられる。同社は混乱を巡り、米運輸省による調査を受けている。

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