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住友化、債権放棄などで損失270億円 サウジ社の一部をアラムコに売却

ロイター / 2024年8月7日 14時6分

Shiho Tanaka

[東京 7日 ロイター] - 住友化学7日、2024年7─9月期の連結税引き前損益に270億円の損失を計上すると発表した。業績が低迷するサウジアラビアの石油精製・石油化学企業ラービグ・リファイニング・アンド・ペトロケミカル・カンパニー(ペトロ・ラービク)の持ち分の一部を合弁相手のサウジアラムコに売却するとともに、債権を放棄する。

ペトロ・ラービクは住友化学とサウジアラムコが株式37.5%ずつを保有。住友化学は約22.5%をサウジアラムコに売却し、持ち分を15%に引き下げる。売却額7億0200万ドルをラービク社に拠出するとともに、7億5000万ドルの債権を放棄する。サウジアラムコも同額を拠出、債権を放棄し、ラービク社の財務を改善する。

住友化学は債権放棄に伴う損失と債務免除に伴う投資利益が発生し、連結決算上の損失純額は約270億円となる。現時点で25年3月期の業績予想に変更はないとしている。

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