韓国、外資の国内為替市場参加を後押し 登録要件など緩和へ

韓国企画財政省は７日、外資企業の国内為替市場での取引を後押しするため、登録要件と報告規則を緩和すると発表した。写真は銀行のディーリングルーム。ソウルで13年撮影。（2024年 ロイター/Lee Jae-Won/File Photo）

Jihoon Lee

[ソウル ７日 ロイター] - 韓国企画財政省は７日、外資企業の国内為替市場での取引を後押しするため、登録要件と報告規則を緩和すると発表した。

外資金融機関が当局に取引の登録をする際、国内金融機関や他の外資企業からの信用枠を利用できるようにすることを計画している。

現在、外資企業が市場に参入するには、少なくとも１０社の国内企業と信用枠を設定する必要があり、市場参入には通常２─３年かかる。

企画財政省はまた、外資企業に対して借入やポジション、取引の日々の報告を義務付けないことを決定したと発表した。

同省は、為替市場の延長時間帯の取引は概ね安定しているものの、現地時間午後１１時以降は流動性を高める必要があるとし、国内企業に夜間取引のインセンティブをさらに提供すると説明した。

韓国の為替市場は７月から登録外国機関に開放されており、取引時間もロンドンの取引時間に合わせて延長された。

政府は為替市場の改革を進めており、国内株式市場と債券市場を世界の主要指数に組み入れることを目指している。