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ハイチ、ギャングの襲撃で少なくとも70人が死亡 6000人超が避難

ロイター / 2024年10月7日 11時39分

 10月4日、ハイチ西部のアルティボニット県にある町ポンソンデでギャングによる襲撃が発生し、少なくとも70人が死亡、6000人以上が避難を余儀なくされた。写真は8月、ギャングが襲撃し、助けを求めていたデモ参加者を解散させたあと、パトロールをする警察官。ハイチのポルトープランス で撮影(2024 ロイター/Ralph Tedy Erol)

Harold Isaac Sarah Morland

[ポルトープランス 4日 ロイター] - ハイチ西部のアルティボニット県にある町ポンソンデでギャングによる襲撃が発生し、少なくとも70人が死亡、6000人以上が避難を余儀なくされた。

ポンソンデのあるアルティボニット県は重要な農業の中心地。国連機関によると、攻撃により約6270人が家を追われた。その大半は近隣のサンマルクや他の町に住む親族に保護されているが、その他の人々は仮設キャンプに滞在しているという。

地元当局によると、ギャングのメンバーは数十軒の家屋や車両に放火した。

コニーユ首相は「無防備な女性、男性、子供に対するこうした犯罪は、被害者に対する攻撃であるだけでなく、ハイチ国民全体に対する攻撃だ」と非難し、治安部隊が同地域を強化していると説明した。

ハイチ国家警察の広報担当者は4日夜ロイターに対し、アルティボニット県の警察署長が交代したとし、「今のところ、事態を封じ込めるために増援部隊が現場に派遣されており、治安部隊が状況を制御している」と述べた。

ハイチでは武装ギャングが首都ポルトープランスの大半を支配、近隣地域に勢力を拡大している。飢餓が深刻化し、何十万人もの人々が住居を追われている。国際支援は遅れており、近隣諸国は難民をハイチに強制送還している。

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