ゴールドマン、米景気後退確率を15%に引き下げ 強い米雇用統計受け
ロイター / 2024年10月7日 17時0分
10月7日、ゴールドマン・サックスは、4日発表の9月の米雇用統計が予想を上回る結果となったことを受けて、今後12カ月の間に米国が景気後退に陥る確率を5ポイント引き下げ15%とした。写真は小売店のドアに貼られた求人広告。2021年5月、米カリフォルニア州オーシャンサイドで撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)
[7日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは、4日発表の9月の米雇用統計が予想を上回る結果となったことを受けて、今後12カ月の間に米国が景気後退に陥る確率を5ポイント引き下げ15%とした。
ゴールドマンのチーフエコノミスト、ヤン・ハチウス氏は6日付のメモで、9月の米雇用統計は雇用需要の急減速による失業率上昇への懸念を後退させたと指摘した。
米連邦準備理事会(FRB)が0.25%刻みの利下げで、フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を2025年6月までに3.25─3.5%まで下げるという予測は維持。「0.5%の追加利下げのリスクはかなり低くなった」と述べた。
雇用統計は振れが大きい指標だが、下方修正が続くという明確な兆候はなく額面通りに受け取ることが可能とみており、「求人倍率が高く、国内総生産(GDP)が力強く成長している時に、雇用の伸びが平凡である明白な理由は見当たらない」と指摘した。ただ10月は、ハリケーンや大規模ストライキが雇用の下押し要因になる可能性があるとしている。
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