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サムスン電子、ファウンドリー事業の分離に関心なし=会長

ロイター / 2024年10月7日 19時49分

韓国サムスン電子の李在鎔会長は7日、ロイターに対し、半導体受託生産(ファウンドリー)事業とシステムLSI事業のスピンオフ(分離・独立)には関心がないと述べた。パリでのイベントで4月撮影。(2024年 ロイター/Benoit Tessier/File Photo)

Neil Jerome Morales Heekyong Yang

[マニラ/ソウル 7日 ロイター] - 韓国サムスン電子の李在鎔会長は7日、ロイターに対し、半導体受託生産(ファウンドリー)事業とシステムLSI事業のスピンオフ(分離・独立)には関心がないと述べた。

アナリストは両事業が需要低迷で多額の損失を計上しており、業績の足を引っ張っていると指摘している。

李会長は両部門のスピンオフを検討しているかとの質問に「事業の成長を切望している。スピンオフには関心がない」と発言。

米テキサス州テイラーに新たな半導体工場を建設するプロジェクトについては「状況の変化と(米大統領)選挙のため少し厳しい」と述べた。詳細は明らかにしなかった。

同社は4月、テイラー工場の生産スケジュールを2024年後半から26年に延期したと発表。顧客の需要に応じて段階的に操業を管理する方針を示した。

ロイターが調査したアナリスト9人の予想平均によると、ファウンドリー事業とシステムLSI事業は昨年、合計3兆1800億ウォン(約24億ドル)の営業損失を計上。今年も2兆0800億ウォンの損失を計上すると予想されている。

サムスンは両事業の業績の内訳を公表していない。

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