IAEA事務局長、数日中にイラン訪問へ 核開発問題を協議
ロイター / 2024年11月7日 10時15分
11月6日、 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長(写真)はのローマでの記者会見で、イランの核開発問題について協議するため数日以内に同国を訪問する方針を示した。ウィーンで9月撮影(2024年 ロイター/Leonhard Foeger)
Angelo Amante
[ローマ/パリ 6日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は6日のローマでの記者会見で、イランの核開発問題について協議するため数日以内に同国を訪問する方針を示した。また、米大統領選で勝利したトランプ前大統領と協力して取り組むことを期待していると話した。
グロッシ氏は「数日以内になりそうな私の訪問を巡り、イラン側の担当者と既に話している。日程については確認する必要があるが、訪問は実現するだろう」と述べた。グロッシ氏は以前、11月5日の米大統領選より前にイランを訪問する意向を示していた。
イランの高官は懸案となっている問題を解決するためIAEAに協力する用意があるとし、グロッシ氏の訪問を歓迎する意向を示した。ただ、詳しくは説明しなかった。
トランプ前米政権が核合意から離脱したことを受け、イランは2019年から核開発を強化してきた。ウランの濃縮度を核兵器に求められる水準の約90%に近い60%まで高めたとされる。IAEAによると、イランは核兵器4基を製造するのに十分な高濃縮度のウランを保有している。
トランプ氏が2期目の政権でどのようにイランに対処するかは不明。トランプ氏は5日、イランに「大きく成功する国」になってほしいとしながらも、「核兵器を保有することはできない」とも付け加えた。
この記事に関連するニュース
-
被団協「核なき世界が遠のくかも」、拉致被害者家族「強い米国になって」…トランプ氏に不安と期待
読売新聞 / 2024年11月7日 0時1分
-
「核抑止強化するのでは」 被爆者ら、トランプ氏当選確実に懸念の声
毎日新聞 / 2024年11月6日 21時21分
-
アングル:イスラエルの「限定的」対イラン反撃、背後に米政権必死の外交努力
ロイター / 2024年10月28日 14時37分
-
日本の「被団協」のノーベル平和賞受賞、衝突が絶えない世界への警告か―香港メディア
Record China / 2024年10月13日 8時0分
-
焦点:核戦争の瀬戸際に警告、被爆者団体ノーベル平和賞の意味
ロイター / 2024年10月12日 10時57分
ランキング
-
1132年ぶり2人目の大統領返り咲き、トランプ氏「すべてを米国第一にする」「再び偉大な国に」
読売新聞 / 2024年11月6日 21時52分
-
2著名教授、大統領選勝利予測外す 過去40年、ほぼ全て的中も
共同通信 / 2024年11月7日 9時8分
-
3熱狂のトランプ氏支持者=ハリス氏陣営はため息―開票、明暗くっきり・米大統領選
時事通信 / 2024年11月6日 19時6分
-
4ハリス氏が敗北宣言、平和的移行に協力へ 闘いは「あきらめない」
ロイター / 2024年11月7日 7時47分
-
5トランプ氏巡る刑事事件、裁判手続き延期・打ち切りも…特別検察官を「2秒以内に解雇」
読売新聞 / 2024年11月6日 22時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください