冷戦後の西側主導の秩序は崩壊、新秩序形成の闘争進行中=プーチン氏
ロイター / 2024年11月8日 5時8分
ロシアのプーチン大統領は7日、冷戦終結後の西側主導の国際秩序が崩壊する中、新たな世界秩序を形成するための闘争が進行しているとの考えを示した。同日撮影(2024年 ロイター/MAXIM SHIPENKOV/Pool via REUTERS)
[ソチ(ロシア) 7日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は7日、冷戦終結後の西側主導の国際秩序が崩壊する中、新たな世界秩序を形成するための闘争が進行しているとの考えを示した。また、米国はウクライナでロシアに戦略的な敗北をもたらそうとしていると改めて非難した。
プーチン氏はロシア南部ソチで開かれた国際有識者会議「バルダイ・クラブ」で「われわれは危険な領域に達している」とし、「世界最多の核兵器を持つロシアに戦略的敗北をもたらそうという西側諸国の動きは、西側の政府家による無謀な冒険だ」と述べた。
その上で、1991年のソ連崩壊後、西側諸国はロシアを敗北国として扱おうとしたとし、米国主導の北大西洋条約機構(NATO)は時代遅れだと指摘。ただ、米国とその同盟国によるロシアを孤立させようとする試みにもかかわらず、ロシアは西側を敵とは見なしていないと述べた。
プーチン氏は、世界は変化しており、力を持つ多くの国がロシアの孤立を望んでいないと指摘。「古い世界秩序は消滅しつつあり、すでに消え去ったと言える。新しい秩序の形成に向け、深刻で和解不可能な闘争が展開されている」とし、「世界はロシアを必要としており、米国や欧州諸国はそうした状況を変えることはできない」と語った。
この記事に関連するニュース
-
ウクライナ停戦交渉、西側は現実受け入れる必要 ロシアが主張
ロイター / 2024年11月7日 20時58分
-
訂正-アングル:BRICS拡大後初の首脳会議、増大する「非西側」の影響力誇示
ロイター / 2024年10月25日 18時30分
-
BRICSは政治目的の写真撮影会に成り下がった──BRICS市場の造語で最初に脅威と警告した経済学者
ニューズウィーク日本版 / 2024年10月24日 14時46分
-
ロシアと、大戦で敗れた「枢軸国」との明確な違い...プーチンが国際社会で「決して孤立しない」理由
ニューズウィーク日本版 / 2024年10月23日 16時18分
-
焦点:核戦争の瀬戸際に警告、被爆者団体ノーベル平和賞の意味
ロイター / 2024年10月12日 10時57分
ランキング
-
1欧州、トランプ政権に不安も関係作りに腐心 ブダペストの首脳会合でウクライナを討議
産経ニュース / 2024年11月7日 21時4分
-
2トランプ氏勝利で「世界経済のリスク増大」 フランス中銀総裁
AFPBB News / 2024年11月7日 16時52分
-
3トランプ政権、在日米軍駐留費の負担増迫る可能性 日米同盟重視も個別交渉で国益拡大か
産経ニュース / 2024年11月7日 18時44分
-
4「基地負担軽減を」「外国とうまくやるはず」…「またトラ」で国内に波紋
産経ニュース / 2024年11月7日 21時15分
-
5ウクライナ停戦交渉、西側は現実受け入れる必要 ロシアが主張
ロイター / 2024年11月7日 20時58分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください