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ブラジル、昨年の貿易黒字は25%減 内需増で輸入が拡大

ロイター / 2025年1月7日 9時17分

 ブラジル政府が6日発表した2024年の貿易黒字は、前年より24.6%減の746億ドルになった。2021年9月、サントス港で撮影(2025年 ロイター/Carla Carniel)

Marcela Ayres

[ブラジリア 6日 ロイター] - ブラジル政府が6日発表した2024年の貿易黒字は、前年より24.6%減の746億ドルになった。1989年の調査開始以降の貿易黒字額としては2023年(989億ドル)に次いで2番目の大きさ。同時に発表した24年12月の貿易黒字は48億ドルとなり、ロイターがエコノミストらに実施した予想の39億ドルを上回った。

24年の輸出は前年比0.8%減の3370億ドル。ブラジルの主要輸出品目となっている大豆やトウモロコシなどの価格下落と輸出量の減少が響き、鉄鉱石も価格下落の影響で前年を割り込んだ。

輸入は9%増の2625億ドルだった。旺盛な内需と投資の増加が輸入を押し上げ、特に資本財の購入が下支えした。

開発・産業・貿易・サービス省は25年の貿易黒字が600億─800億ドルになると予測している。

ブラジル政府は、24年の国内総生産(GDP)が前年比で3.5%増えたと見込んでいる。

トランプ米次期大統領は貿易赤字を抱えている相手国からの輸入品の関税を引き上げると公約しているが、ブラジルのタチアナ・プラゼレス対外貿易長官は対米貿易収支では赤字が続いているとして「このため、この基準ではブラジルは米国政府にとって主要な関心事ではないはずだ」との見解を示した。

プラゼレス氏は今後数年間に米国との貿易関係の強化に向け、米国との対話を進めるためにさまざまなメカニズムを活用すると表明した。

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