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トヨタ、実験都市にダイキンなど5社が新規参画 今秋にも始動

ロイター / 2025年1月7日 9時23分

トヨタ自動車は1月7日(現地時間6日)、静岡県裾野市に建設中の実験都市「ウーブン・シティ」での実証に、ダイキン工業や日清食品など計5社が新たに参画すると発表した。写真はトヨタのロゴ。2024年2月、ニューデリーで撮影(2025年 ロイター/Anushree Fadnavis)

Maki Shiraki

[ラスベガス/東京 7日 ロイター] - トヨタ自動車は7日(現地時間6日)、静岡県裾野市に建設中の実験都市「ウーブン・シティ」での実証に、ダイキン工業や日清食品など計5社が新たに参画すると発表した。他業種とも連携し、最先端の技術や生活に役立つサービスの開発を進める。2025年秋にも同都市を始動させる。

豊田章男会長は、米ネバダ州ラスベガスで同日開幕する世界テクノロジー見本市「CES 2025」で講演、「異業種の強みを掛け合わせることで、我々だけでは決して達成できない新しい価値や商品、サービスを生み出すことができる」と述べた。

新たに参画するのはダイキンと日清食品のほか、ダイドーグループホールディングス傘下の飲料大手ダイドードリンコ、コーヒー製造販売のUCCジャパン、通信教育大手の増進会ホールディングス。

ダイキンとは花粉のない空間の実験、日清食品とは新たな食文化の創造、増進会とはデータ活用による先進的な学びの場の実現、飲料2社とは自動販売機や未来型カフェでの実証などを進める。

これまでは、ENEOS、日本電信電話、リンナイの参画を公表していた。スタートアップ(新興企業)や大学などとも連携する。

ウーブンシティは自動運転による交通や自律型物流、人工知能(AI)やロボットなどの最新技術、水素などを実際の生活で活用する約70万平方メートルに及ぶ実験都市で、21年2月に建設を着工。昨年10月末に最初の実証を開始する第1期(約5万平方メートル)の工事が完了し、今後、内装工事やインフラなどの準備を本格化させる。第2期の造成工事も始まっている。

トヨタ関係者とその家族から段階的に入居し、第1期で約360人、将来的には約2000人が住む計画。訪問客も関係者から受け入れを始め、26年度以降には一般の人も実証に参加できるようにする予定。

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