フィリピン12月CPI、前年比+2.9%に加速 24年は中銀目標内
ロイター / 2025年1月7日 11時44分
1月7日、フィリピン統計局が7日発表した2024年12月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.9%上昇し、前月の2.5%から加速した。写真はフィリピンのマニラ圏で2023年12月撮影(2025 ロイター/Eloisa Lopez)
[マニラ 7日 ロイター] - フィリピン統計局が7日発表した2024年12月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.9%上昇し、前月の2.5%から加速した。食品や光熱費が上昇した。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は2.6%、中央銀行の予想は2.3─3.1%だった。
24年の平均インフレ率は3.2%となり、21年以来初めて中銀の目標レンジ(2─4%)内に収まった。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアインフレ率は2.8%で、前月の2.5%から加速した。
中銀は声明で「目標内のインフレ見通し、しっかり固定されたインフレ期待は、引き続き金融緩和をサポートするものだ」と述べた。
中銀は先月、主要政策金利を0.25%ポイント引き下げ5.75%としたが、インフレがなお懸念要因で、来年の追加利下げは小刻みに進めると述べた。
ロイターが12月に実施したエコノミスト調査では、今後四半期ごとに0.25%の追加利下げが行われ、9月末までに金利が5.00%になるとの予想が大多数だった。
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