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タイ中銀、見通し変化なら政策調整する用意

ロイター / 2025年1月7日 11時38分

 1月6日、タイ中央銀行は、地政学的な問題や主要貿易相手国の経済政策を巡る不透明感が高まっていることから、見通しが変化すれば金融政策を調整する用意があると表明した。写真はタイ中銀。バンコクで2016年4月撮影(2025 ロイター/Jorge Silva)

Orathai Sriring Thanadech Staporncharnchai

[バンコク 6日 ロイター] - タイ中央銀行は6日、地政学的な問題や主要貿易相手国の経済政策を巡る不透明感が高まっていることから、見通しが変化すれば金融政策を調整する用意があると表明した。

ピティ副総裁は金融政策フォーラムで、金融政策は経済見通し次第だとし、見通しを評価するためにデータを活用すると述べた。「見通し自体や見通しに対するリスクが大きく変化すれば、政策調整の理由になる」と語った。

中銀は先月、政策金利を2.25%に据え置いた。昨年10月には予想外の利下げを実施していた。次回の政策見直しは2月26日。

政策当局者は6日、不透明感が高まると金融政策の効果が低下するため、主要金利を据え置く決定は「強力な政策」だと述べた。

中銀のシニアディレクター、スラチ・タンブーン氏は「中銀の調査では重要なメッセージは、不確実性の高い時期に政策金利を引き下げても経済へのプラス効果は限定的だということだ」と語った。

サッカポップ総裁補は、金融政策の実施は柔軟で、さまざまな状況に対応できる必要があるとの認識を示した。

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