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エヌビディア、ロボ訓練用AIなど発表 トヨタに運転支援システム

ロイター / 2025年1月7日 14時47分

1月6日、米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は、米ラスベガスで7日開幕する世界最大級の家電・IT見本市「CES」に先立つ基調講演で、ロボットや自動運転車の訓練を加速させる人工知能(AI)やゲーム用新型チップを発表した(2025年 ロイター/Steve Marcus)

Max A. Cherney Stephen Nellis

[6日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は6日、米ラスベガスで7日開幕する世界最大級の家電・IT見本市「CES」に先立つ基調講演で、ロボットや自動運転車の訓練を加速させる人工知能(AI)やゲーム用新型チップを発表した。

ロボットや自動運転車の訓練向けに開発されたのは「Cosmos(コスモス)」と呼ばれる基盤モデルで、リアルな動画データを生成して従来のデータを使用するよりはるかに低コストで訓練できるという。

例えば、自動運転車の訓練は実際に街中を走行することが多いが、このモデルでは物理法則に基づく動画データ生成のためにテキストなどで説明を与えることもできる。

ただフアン氏は、コスモスがさらなるブレークスルーを迎えるまでには、より多くのデータが必要だとも述べた。

また、最新のAI半導体「ブラックウェル」を採用した次世代チップ「RTX50」シリーズも発表した。同チップはビデオゲーム上で映画のようなリアルなグラフィックを実現することなどが可能。価格は549─1999ドルで、上位モデルは1月30日、下位モデルは2月に発売される。

さらに、トヨタ自動車がエヌビディアの「Orin(オリン)」チップと自動車向け基本ソフトを採用することも発表された。高度な運転支援技術を複数の車種に導入するという。車種の詳細は明らかにしなかった。

フアン氏は、2026年会計年度の車載用ハードウエアとソフトウエアの売上高が今年の見通しである40億ドルから50億ドルに拡大すると見込んでいる。

CESは10日まで開催される。

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