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中国の住宅差し押さえ、昨年増加 37万戸が競売対象に

ロイター / 2025年1月7日 16時56分

1月7日、中国の民間不動産調査会社、中国指数研究院が発表した2024年の住宅差し押さえ件数は、前年比で増加した。写真は北京の集合住宅。10月撮影(2025年 ロイター/Florence Lo)

[北京 7日 ロイター] - 中国の民間不動産調査会社、中国指数研究院が7日発表した2024年の住宅差し押さえ件数は、前年比で増加した。

不動産市場の低迷や景気回復のもたつきを背景に住宅ローンの延滞に対する懸念が強まっている。

24年は37万戸の差し押さえ住宅が競売にかけられた。23年は36万4000戸だった。

競売で売却が決まった差し押さえ住宅は11万7000戸。取引総額は前年比1.9%減の1636億元(223億3000万ドル)だった。

商業用、住宅用、工業用不動産、土地、車庫、駐車場を含む差し押さえ物件の総数は前年比0.9%減の76万8000件。

住宅の差し押さえは3級都市と4級都市に集中しており、合計で6万3871戸が差し押さえの対象となった。2級都市は4万5997戸、1級都市は6994戸。

中国指数研究院によると、差し押さえ件数は20年以降徐々に増えており、24年も増加が続いた。

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