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米アマゾン、第4四半期クラウド事業低調 見通しもさえず株価下落

ロイター / 2025年2月7日 9時15分

米アマゾン・ドット・コムが2月6日発表した2024年第4・四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。2024年12月、ニュージャージー州で撮影(2025年 ロイター/Eduardo Munoz)

Deborah Mary Sophia Greg Bensinger

[6日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムが6日発表した2024年第4・四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。年末商戦の売り上げが好調で、クラウドコンピューティング部門の低調を補った。

ただ、投資家はクラウド事業の低調や第1・四半期のさえない見通しに反応し、株価は引け後の時間外取引で一時5%下落。時価総額が約900億ドル吹き飛んだ。直近は約4.2%安。

25年第1・四半期の売上高見通しは1510億─1550億ドルで、アナリストの予想平均(1580億ドル)を下回った。営業利益見通しは140億─180億ドルで、こちらもアナリストの予想平均(183億5000万ドル)を下回った。

第4・四半期のクラウドサービス部門アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の売上高は19%増の287億9000万ドルで、アナリスト予想の288億7000万ドルを下回った。

アンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)は、コンピューターチップの不安定な供給がAWSの成長を幾分抑制したと指摘。「供給面の制約がなければ、より高い成長が可能だ。外部パートナーからのチップ供給が以前よりやや遅くなっている」と述べた。

ブライアン・オルサフスキー最高財務責任者(CFO)は今年の設備投資について、24年第4・四半期と同様のペースが続くとの見通しを示した。同四半期の設備投資は263億ドルだった。アマゾンは特に人工知能(AI)ソフトウエアの開発を後押しするため支出を拡大している。

投資家は大手テクノロジー企業が巨額の投資資金を回収できていないことに不満を募らせている。

シノバス・トラストのシニアポートフォリオマネジャー、ダニエル・モーガン氏は「第3・四半期は非常に好調だったが、この四半期の成長率はいずれも予想を下回った。これは市場が聞きたくないことだ」と指摘。中国の新興企業ディープシークなどAI分野の新たな競合企業が出現して以降は特にそうだと語った。

24年10─12月期はマイクロソフトとグーグル親会社アルファベットもクラウド事業の成長が減速した。

アマゾンの第4・四半期売上高は1878億ドルと、市場予想の1873億ドルを上回った。

小売事業のオンライン売上高は7%増の755億6000万ドルで、予想の745億5000万ドルを上回った。

広告収入は18%増の173億ドル。市場予想は174億ドルだった。

純利益は前年同期の106億ドルから200億ドルにほぼ倍増した。1株利益は1.86ドル。市場予想は1.49ドル。

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