午前の日経平均は反落、円高で一時300円超安 一巡後は小動き
ロイター / 2025年2月7日 12時10分
2月6日、前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比172円88銭安の3万8893円65銭と、反落した。写真は株価ボードの下を歩く男性。都内で2022年6月撮影(2025 ロイター/Issei Kato)
Hiroko Hamada
[東京 7日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比172円88銭安の3万8893円65銭と、反落した。指数寄与度の大きい半導体株の下落が重しとなったほか、為替の円高進行を受けて一時300円超安となる場面があった。ただ、米雇用統計の公表や日米首脳会談など重要イベントを控え、売りが一巡した後は方向感に欠ける展開が続いた。
日経平均は前営業日比158円安と軟調にスタート。朝方にドルが一時150.96円付近まで下落すると、日経平均も下げ幅広げ313円安の3万8753円20銭で安値を付けた。ドルはその後151円台後半まで上昇し、日経平均がどんどん下げ幅を拡大する動きにはならなかった。売り一巡後は3万8900円を軸に小動きとなった。好決算銘柄には買いが入るなど、個別物色が相場を支えた一方、円高を受けて自動車など輸出株は売りが優勢となった。
市場関係者は、米国で7日に開かれる日米首脳会談に関心を寄せており「対日関税回避に向けたディールが進むのかが注目される」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。
東海東京インテリジェンス・ラボのシニアアナリスト・澤田遼太郎氏は「企業業績が比較的良好で、決算発表後も買いが継続している銘柄もあり、相場の地合いが悪いわけではなさそうだ」と話す。ただ、米国の関税政策を巡る不透明感などから、「大型の主力銘柄よりもグロース市場に資金が向かいやすい状況。日経平均は3万8000円―4万円のレンジ相場が続きそうだ」と指摘した。
TOPIXは0.39%安の2741.59ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆1378億5800万円だった。東証33業種では、金属製品、空運、石油・石炭製品など11業種が値上がり。輸送用機器、精密機器、卸売など21業種は値下がりし、化学は変わらずだった。
個別では、好決算を発表したメルカリがストップ高となったほか、FOOD & LIFE COMPANIESが17%超高と大幅上昇した。一方、東京エレクトロンは3%超安と軟調だったほか、ニコンも4%超下落した。
主力のトヨタ自動車は2%超安、NTTデータグループが3%超安だった。ルネサスエレクトロニクスは7%超高だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり961銘柄(58%)に対し、値下がりが617銘柄(37%)、変わらずが60銘柄(3%)だった。
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