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シャープ、通期の純損益予想を未定に変更 工場譲渡・構造改革で

ロイター / 2025年2月7日 17時32分

 2月7日 シャープは7日、2025年3月期の業績予想について、純損益を未定に変更した。写真は2013年1月、都内で撮影(2025年 ロイター/Toru Hanai)

Kentaro Okasaka

[東京 7日 ロイター] - シャープは7日、2025年3月期の業績予想について、純損益を未定に変更した。従来は50億円の黒字を見込んでいた(前年は1499億円の赤字)。大阪府堺市の工場譲渡やディスプレー事業の構造改革が進行中で、合理的な算定が困難とした。

24年10─12月期にカメラモジュール事業などで減損損失172億円、堺工場の生産停止などに伴う構造改革費用88億円を計上した。同事業は昨年12月に親会社の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の子会社への譲渡契約を締結。半導体事業についても譲渡に向け鴻海と協議している。

通期の売上高については2兆1000億円から2兆1300億円(前年比8.3%減)、営業利益も100億円から200億円にそれぞれ上方修正した。ブランド事業を中心とした業績の堅調な推移などを織り込んだ。

シャープは赤字の要因となっていた大型ディスプレイ事業の生産を停止し、昨年12月には堺市に保有する旧テレビ向け液晶パネル工場の土地・施設の一部をソフトバンクに売却すると発表。KDDIとの間でも同月、堺工場跡地にAIデータセンターを構築し、早期に稼働させることで基本合意した。堺市の本社工場棟も25年10月に積水化学工業に譲渡する予定。

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