独輸出、12月は前月比+2.9% 鉱工業生産は予想以上の落ち込み
ロイター / 2025年2月7日 18時42分
2月7日、ドイツ連邦統計庁が発表した2024年12月の輸出は前月比2.9%増と、ロイターがまとめた市場予想(0.6%減)を上回った。ハンブルグの港で2023年3月撮影(2025年 ロイター/Phil Noble)
Maria Martinez
[ベルリン 7日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が7日発表した2024年12月の輸出は前月比2.9%増と、ロイターがまとめた市場予想(0.6%減)を上回った。
一方、鉱工業生産は前月比2.4%減と、市場予想(0.6%減)以上の落ち込みとなった。
ドイツ経済の見通しが厳しいことが浮き彫りになった。
欧州連合(EU)諸国への輸出は前月比5.9%増。EU域外への輸出は0.5%減少した。
輸入は前月比2.1%増。貿易収支は207億ユーロ(214億8000万ドル)の黒字。黒字幅は前月の192億ユーロから増加した。
輸出は24年通年では前年比1.0%減少した。中国からの需要が弱いことが響き、23年に続きマイナスとなった。
通年の輸入は2.8%減。貿易収支は2412億ユーロの黒字。
INGのマクロ部門グローバル責任者カーステン・ブルゼスキ氏は、鉱工業生産はコロナ禍前の水準を依然として約10%下回っていると指摘。「きょうの統計は、産業界がドイツの成長の足を引っ張っており、今後も引っ張り続けるであろうことを改めて示した」と語った。
キャピタル・エコノミクスの欧州担当チーフエコノミスト、アンドリュー・ケニンガム氏は、自動車生産が近く回復する可能性があり、金利の低下が向こう数カ月の企業投資を支えるかもしれないと分析した。
一方、Ifo指数のような景気調査は依然として非常に低い水準にあり、昨年12月中旬以降の欧州天然ガス価格の反発はエネルギー多消費型企業のコスト増につながると述べ「ドイツ産業の構造的な落ち込みは、まだまだ続きそうだ」とコメントした。
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