中国、成長下支えのため金利を低めに誘導すべき=人民銀元高官
ロイター / 2021年7月7日 20時1分
中国人民銀行(中央銀行)の元調査統計局長である盛松成氏は、経済成長を下支えし、地方政府に対する資金調達圧力を緩和するため、市場金利を低めに誘導すべきとの考えを示した。上海で1月撮影(2021年 ロイター/Aly Song)
[北京 7日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の元調査統計局長である盛松成氏は、経済成長を下支えし、地方政府に対する資金調達圧力を緩和するため、市場金利を低めに誘導すべきとの考えを示した。
同氏は経済メディア「新浪財経」に6日遅く掲載されたコラムの中で、合理的な利下げは将来必要になった場合の政策引き締め余地を生むことにもつながると指摘した。
「合理的かつ十分な流動性を維持し、理性的で穏やかな市場金利の低下を誘導することが必要だ」と指摘。今年下半期の経済成長率は4─6月期の予想値(8%前後)から5─6%に鈍化する公算が大きいと付け加えた。
盛氏のコメントを受け、中国国債先物は7日午後に大幅高となった。
同氏は将来の政策引き締めについて、米国が政策を引き締め始めた際の中国からの資本流出拡大によって引き起こされる人民元下押し圧力を緩和することに寄与するだろうとした。
ただ、複数の中国当局者はこれまで、急激な政策の転換はしないと約束しており、市場も主要金利は少なくとも年内は据え置かれると予想している。
ノムラの中国担当チーフエコノミスト、陸挺氏は7日、記者団に対し、人民銀は緩やかな引き締めスタンスを維持し、下半期に金利の上げ下げはないとの見通しを示した。
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