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滴滴3日続落、中国当局が罰金 市場は空売り再燃を警戒

ロイター / 2021年7月7日 23時51分

中国の配車サービス最大手、滴滴出行(ディディ)が3日続落。中国当局が同社などに罰金を科す中、市場は空売りの再燃を警戒している。写真は5日撮影(2021年 ロイター/Tingshu Wang)

[7日 ロイター] - 中国の配車サービス最大手、滴滴出行(ディディ)が3日続落。中国当局が同社などに罰金を科す中、市場は空売りの再燃を警戒している。

中国の独禁当局は7日、ディディや電子商取引大手アリババなどのインターネットプラットフォーム企業に罰金を科したと発表。過去のM&A(合併・買収)で当局の承認を得ておらず独占禁止法に抵触すると指摘した。

株価はこの日約7%安の11.64ドル。前日は一時25%急落した。

ディディは先月末に上場したばかり。初値は16.65ドルだった。中国当局が2日、同社への調査を開始したと発表して以降、時価総額の2割程度に当たる140億ドル相当が吹き飛んだ。

金融分析会社S3パートナーズは、米国市場に上場する中国企業への締め付けが空売り再燃のきっかけになる可能性があると警告。予測分析担当マネジングディレクターのIhor Dusaniwsky氏は、リポートの中で、グループ全体の空売り額が506億ドルから435億ドルに減少し、浮動株に占める空売りの割合は5.67%から3.81%に低下する中、今後は空売りの増加やショートカバーの減少が予想されると述べた。

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