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米アラバマで体外受精保護法が成立、州最高裁判決巡る懸念に対処

ロイター / 2024年3月7日 17時53分

3月6日、アラバマ州のアイビー知事(写真)は体外受精を実施する医療関係者らを法的に保護する法案に署名した。同州ウッドストックで2022年3月撮影(2024年 ロイター/Elijah Nouvelage)

[6日 ロイター] - アラバマ州のアイビー知事(共和党)は6日、体外受精を実施する医療関係者らを法的に保護する法案に署名した。同州の最高裁が凍結胚を子供とみなすべきとの判決を下したことを受け、体外受精を停止する動きが出ていた。

アイビー氏は声明で「(体外受精は)複雑な問題であることは間違いない」とした上で「同法が医療機関に必要な保証を提供し、直ちに体外受精の再開につながると確信している」と表明した。

アラバマ州最高裁が2月に下した判決により胚の保管、輸送、使用方法が法的に不明確となった。このため少なくとも3つの医療機関が体外受精の提供を停止し、一部の患者は凍結胚を州外に移すことを検討し始めた。

判決を受けて共和党内ではトランプ前大統領を含め全国的に体外受精継続に向けた動きが広がり、共和党が多数を占める州議会は体外受精を提供する医療関係者を刑事・民事訴訟から保護する提案を可決していた。

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