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ロシア中銀、6月に100bpの利下げ検討=総裁

ロイター / 2020年5月9日 2時9分

[モスクワ 8日 ロイター] - ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は8日、6月19日の政策決定会合で100ベーシスポイント(bp)の利下げを検討すると述べた。

ロシア中銀は4月24日の会合で政策金利 を6.00%から5.50%に引き下げることを決定。その際、新型コロナウイルス感染拡大と原油価格の急落を受け今年は最大6%のマイナス成長に陥る恐れがあると警告し、景気支援に向け一段の緩和を実施する姿勢を示していた。

ナビウリナ総裁は「(6月の会合時点でも)現在のような状況が継続していれば、他の選択肢とともに100bpの利下げを検討する」と述べた。また、第2・四半期は8%のマイナス成長に陥るとの見方も示した。

6月に100bpの利下げが実施されれば、政策金利は4.5%に低下。ロイターが4月30日に結果を公表したエコノミスト調査では、政策金利は2020年終盤に4.5%になるとの予想が示されていた。

ロシアの新型ウイルス感染者数は累計で18万7859人と、世界で5番目に多い。閣僚の間ではミシュスチン首相のほか、建設住宅相と文化相の感染が明らかになっている。

ナビウリナ総裁は中銀では職員約100人の感染が確認されたと表明。この大部分がモスクワ勤務の職員としている。

ナビウリナ総裁はテレビ会議方式で22日に次回の記者会見を開く。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

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