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米、2月に景気後退入り 史上最長の拡大局面終了=全米経済研

ロイター / 2020年6月9日 5時1分

景気循環を判定する全米経済研究所は8日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、今年2月に米経済は景気後退入りし、これまで史上最長だった10年超に及ぶ景気拡大局面は終了したとの見解を示した。ニューヨークで3月撮影(2019年 ロイター/Jeenah Moon)

[8日 ロイター] - 景気循環を判定する全米経済研究所(NBER)は8日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、今年2月に米経済はリセッション(景気後退)入りし、これまで史上最長だった10年超に及ぶ景気拡大局面は終了したとの見解を示した。

NBERは声明で「雇用と生産が前代未聞の規模で減少し、経済全体に及ぶ広範な影響を踏まえると、従来の想定よりも短期的なものだったとしても、リセッションと判断することが正当化される」とした。

景気後退の宣言は想定内だが、後退入りからわずか4カ月での発表は異例。2007年末に始まった景気後退は発表までに1年かかった。

NBERは「新型コロナと公衆衛生上の対応が従来とは異なる性格・規模を持つ景気後退へとつながった」と説明した。

1—3月期の国内総生産(GDP)は5%のマイナス成長を記録。4—6月期は20%以上の落ち込みが予想される。

ただ、成長率は今後回復する可能性もあり、現在の景気後退は歴史的に見て急激であるばかりでなく、短く終了することもあり得るという。

第二次世界大戦以降、景気後退期間は6カ月から18カ月程度で、1929年に始まった世界恐慌の43カ月ほど長期化はしていない。

全米小売業協会(NRF)の主任エコノミスト、ジャック・クラインヘンツ氏は「これが谷の始まりである可能性は非常に高い」と指摘。同時に「もしパンデミック(世界的大流行)が再来し、それがより強力となった場合、経済は再び落ち込む恐れがある」と述べた。

*内容を追加しました。

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