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今年の米原油生産、EIAが予想減少幅を日量60万バレルに下方修正

ロイター / 2020年7月8日 9時41分

7月7日、米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は、今年の米国の原油生産は日量60万バレル減の1163万バレルになるとの見通しを示し、予想される減少幅は従来予想の日量67万バレルよりも小幅にとどまるとした。ロシア・オムスクの石油貯蔵施設で6月撮影(2020年 ロイター/Alexey Malgavko)

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は7日、今年の米国の原油生産は日量60万バレル減の1163万バレルになるとの見通しを示し、予想される減少幅は従来予想の日量67万バレルよりも小幅にとどまるとした。

米国の石油や他の液体燃料の消費量は今年、日量210万バレル減少し、1834万バレルになると予想。従来予想では同240万バレル減としていた。

原油価格は今年、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)を受けた渡航制限などで世界的な需要が減退し、暴落した。

EIAは今年の世界の石油消費については日量815万バレル減の9289万バレルを予想。従来予想は日量834万バレル減だった。

EIAは、米国での液体燃料の消費の落ち込みのピークは過ぎ、今年後半から来年にかけて徐々に消費は上向くとの見方を示した。

来年の米原油生産については、第2・四半期に日量1100万バレルを割り込むまで落ち込んだ後にやや持ち直し、平均では日量62万バレル減の約1101万バレルになると見込んだ。

来年の米石油需要は、日量160万バレル増の1994万バレルと予想。従来予想は日量140万バレル増だった。

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