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独経済相、ロシア毒殺未遂巡る制裁の効果を疑問視

ロイター / 2020年9月8日 17時50分

 ドイツのアルトマイヤー経済相は7日夜、ロシア反体制派リーダー、アレクセイ・ナワリヌイ氏毒殺未遂を巡り、ロシアへの制裁の効果に懐疑的な見方を示した。写真は建設中の独ロのパイプライン計画「ノルドストリーム2」のロゴ。2月26日撮影(2020年 ロイター/Maxim Shemetov)

[ベルリン 8日 ロイター] - ドイツのアルトマイヤー経済相は7日夜、ロシア反体制派リーダー、アレクセイ・ナワリヌイ氏毒殺未遂を巡り、ロシアへの制裁の効果に懐疑的な見方を示した。

アルトマイヤー氏はドイツの公共放送ARDの番組で、ナワリヌイ氏への襲撃は「卑劣な暗殺未遂だ」と述べ、状況を明らかにしなければならないと述べた。

ロシアに対して将来的に制裁を科す可能性は排除しなかったが、対話のチャンネルを維持するほうがより効果的な場合もあると指摘。「制裁によって何を達成したいか明確にする必要がある」と語った。

制裁は「政治の硬化」につながることが多いとし「ロシアのような国が過去に制裁によって行動を変えた例を知らない」と述べた。

ドイツではナワリヌイ氏毒殺未遂を巡り、建設中の独ロのパイプライン計画「ノルドストリーム2」の見直しを求める声が強まっている。

一方、独産業界団体幹部のミハエル・ハルムス氏は8日、公共ラジオ放送ドイチェランドフンクに、ノルドストリーム2計画を停止するのは法的にほぼ不可能との見方を示した。

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