米ＧＭ、電気トラックの二コラに20億ドル出資 製造で提携

米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は８日、米電気トラックメーカーのニコラ株式１１％を取得すると発表した。出資額は約２０億ドル。イタリア・トリノで昨年１２月撮影（２０２０年　ロイター/MASSIMO PINCA）

［８日　ロイター］ - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ） は８日、米電気トラックメーカーのニコラ 株式１１％を取得すると発表した。出資額は約２０億ドル。

両社は、二コラのピックアップトラック「バジャー」を２０２２年末までに共同生産する計画。テスラ の「サイバートラック」や新興企業のリビアン、フォード などと競合する。

ＧＭは３日、ホンダ<7267.T>と北米市場で販売する車両に関する戦略提携で合意したと発表。環境に優しい車両への需要に対応するため技術と開発コストを共有する圧力が高まる中、協業関係を強化する。

ＧＭは二コラが発行する新株を２０億ドルで取得し、二コラの取締役１人を指名する権利を得るという。

両社は今後１０年間で、バッテリー・パワートレイン関連コストを４０億ドル、エンジニアリング・検証関連コストを１０億ドル以上削減できると見込んでいる。