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バークシャー、第3四半期は営業減益 コロナ流行が響く

ロイター / 2020年11月9日 8時40分

[7日 ロイター] - 著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイ が発表した第3.四半期決算は営業減益となった。新型コロナウイルスの流行で業績がさらに悪化する可能性があるとの見通しも示した。

ただ、保有するアップル 株などの値上がりで、純利益は300億ドルを超えた。

バークシャー傘下の一部の事業は、春ごろに業績が底打ちしており、アナリストは収入が前年比で3%の落ち込みにとどまったのは良い兆候と分析している。

ただ、新型コロナの流行、ハリケーン、低金利で保険事業の業績は悪化。傘下の航空部品メーカー、プレシジョン・キャストパーツも、数千人の追加人員削減を計画している。

バークシャーは、株価低迷を受けて、第3・四半期に93億ドルに上る自社株買いも実施。1-9月の自社株買いは総額160億ドルに達した。

第3・四半期の営業利益は32%減の54億8000万ドル。クラスA株1株当たり3488ドルだった。前年同期の営業利益は80億7000万ドル。

純利益は82%増の301億ドル。クラスA株1株当たり1万8994ドル。前年同期はそれぞれ165億ドル、1万0119ドルだった。収入は630億ドル。

アップル株などの投資利益は248億ドル。同社の保有株式の46%はアップル株だが、前回の情報開示以降、一部のアップル株を売却した可能性がある。

純利益は、保有株式の評価損益が反映されており、変動が大きい。第2・四半期の純利益は263億ドル、第1・四半期は500億ドル近い純損失を計上していた。

自社株買いにもかかわらず、期末の現金・現金等価物は1457億ドルだった。

同社は新たな投資先も開拓。日本の5大商社に総額60億ドルを投じたほか、ビッグデータの保管・分析サービスを提供する米スノーフレイク のIPOにも参加した。

エドワード・ジョーンズのアナリスト、ジム・シャナハン氏は「好調な四半期だった。現金の水準は良好だ」として、投資判断を「バイ」としている。

保険部門の利益は58%減の8億0200万ドルだった。

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