サウジ国王と皇太子、バイデン氏に祝意 勝利確定から1日遅れ
ロイター / 2020年11月9日 8時56分
11月8日、サウジアラビアのサルマン国王とムハンマド皇太子(写真)は、米大統領選でバイデン前副大統領が勝利を確実にしてから24時間余り経ち、ようやく祝意を表明した。リヤドで2019年10月撮影。サウジ王室提供(2020年 ロイター)
[リヤド 8日 ロイター] - サウジアラビアのサルマン国王とムハンマド皇太子は8日、米大統領選でバイデン前副大統領が勝利を確実にしてから24時間余り経ち、ようやく祝意を表明した。実権を握る皇太子は、まだ敗北を認めていないトランプ大統領と親密な関係を築いていた。
バイデン氏は選挙戦でサウジとの関係を見直し、在トルコ・サウジ総領事館でのサウジ人記者ジャマル・カショギ氏の殺害事件の説明責任の追及やサウジが介入するイエメン内戦への支援停止を公約している。
他のアラブ諸国がバイデン氏への祝意表明を急ぐ中、ムハンマド皇太子はタンザニア大統領選での現職再選を祝う言葉を送ったものの、米大統領選には1日余り沈黙した。
国営サウジ通信によると、ようやく祝意を表明したのは8日1932GMT(日本時間9日午前4時32分)だった。
「サルマン国王は友好国である2国と両国民の顕著で歴史的かつ親密な関係を称賛した。誰もがあらゆるレベルでの関係の強化・発展に期待している」と報じている。
ムハンマド皇太子はトランプ氏と親密な関係を築くことで、カショギ氏の殺害事件など人権問題やイエメン内戦への介入、女性活動家らの拘束を巡り外国から批判が高まっても国際的な場でやり玉に挙がる状況を回避してきた。
サウジは、トランプ政権によるイランへの厳格な制裁を意味する「最大限の圧力」政策を強く支持してきた。ただ、バイデン氏は2015年のイラン核合意への復帰を公約している。
この記事に関連するニュース
-
イスラエルとの国交、パレスチナ国家樹立が条件 サウジ皇太子
AFPBB News / 2024年9月19日 13時44分
-
ワールドカップに万博「2030年代」に存在感増す国 2019年に海外からの観光解禁、年間1.5億人目標
東洋経済オンライン / 2024年9月17日 18時0分
-
ロシア外相、サウジ皇太子とOPECプラス協力を協議
ロイター / 2024年9月10日 4時20分
-
「ドルの武器化」という禁忌を侵したバイデン大統領を許さない…アラブ諸国がトランプ氏の再登板を望む本当の理由
プレジデントオンライン / 2024年9月9日 8時15分
-
アングル:サウジに「人権問題隠し」批判、eスポーツW杯開催で
ロイター / 2024年9月7日 10時45分
ランキング
-
1トランプ氏 2028年大統領選は不出馬の意向 ハリス氏に敗北でも「今回が最後になる」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月23日 7時32分
-
2中国の80歳“反骨の女性ジャーナリスト”がSNSで「生命の危機を覚える」と訴え 治安当局が自宅の固定電話や携帯電話、インターネットを遮断か
NEWSポストセブン / 2024年9月23日 7時15分
-
3スリランカ大統領選、野党ディサナヤカ氏勝利 経済再生が焦点
ロイター / 2024年9月23日 11時58分
-
4中国「愛国ビジネス」暴走、日本人襲撃...中国政府は止められないのか
ニューズウィーク日本版 / 2024年9月23日 11時0分
-
5バイデン米大統領、クアッド制度化狙い「くさび」 「もしトラ」に備え
産経ニュース / 2024年9月22日 19時9分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください