ブラジル、ファイザー製コロナワクチン7000万回分購入で協議進む

　ブラジル保健省は７日、政府は米製薬大手ファイザーから新型コロナウイルスワクチン７０００万回分を購入する協議が進んだ段階にきており、週内にも覚書に調印する見通しを明らかにした。写真はファイザーのロゴと「新型コロナウイルスワクチン」と表示されたラベルが貼られたボトル。１０月撮影（２０２０年　ロイター/Dado Ruvic）

［ブラジリア／リオデジャネイロ　７日　ロイター］ - ブラジル保健省は７日、政府は米製薬大手ファイザーから新型コロナウイルスワクチン７０００万回分を購入する協議が進んだ段階にきており、週内にも覚書に調印する見通しを明らかにした。

購入するワクチンはファイザーとドイツのビオンテックが共同開発した。最終段階の治験で９５％の有効性が確認され、深刻な副作用が見られないとの結果が発表されている。

保健省は声明で、ワクチンは来年供給されると説明した。

これに先立ち、ボルソナロ大統領はこの日のツイートで、保健当局から科学的・法的な承認を得た後、政府は国民に無料でワクチンを提供すると表明した。

また希望者に対するワクチン接種で資金不足は生じないとの確認を経済省から受けていることを明らかにした。