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午後3時のドルは103円後半、リスク選好でも104円台定着に失敗

ロイター / 2021年1月8日 15時34分

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル高/円安の103円後半。写真は米国紙幣のワシントン大統領の肖像に感染防止のマスクをあしらったイラスト。2020年3月31日にサラエボで作成。(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 8日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル高/円安の103円後半。ドルは国内勢の買いや米長期金利の続伸を背景に104円ちょうどをワンタッチしたが、売りをこなしきれずに小反落。株高によるリスク選好地合いにもかかわらず、円売りは盛り上がりに欠けた。

ドルは朝方の安値103.77円から午前10時半前に104円ちょうどまで上昇したが104円台の定着に失敗。その後は調整売りに押された。

海外市場でドル買いの手掛かりとなった米10年国債利回りは1.1020%(ビッドサイド)まで上昇し10カ月ぶり高水準となったものの、ドルを104円台に定着させる力はなかった。

円売りが盛り上がらない背景として、トランプ大統領支持者による米議事堂乱入事件を背景とするリスク回避のセンチメントがあるという。

米首都ワシントン(コロンビア特別区)連邦検察のマイケル・シャーウィン検事正代行は7日、米議会議事堂に乱入し、窓ガラスを破壊したり略奪行為を働いたトランプ大統領の支持者らは扇動罪や暴動罪で訴追される可能性があるとの認識を示した。

一方、過去2営業日のドル高/円安のなかで「投機筋が円ロングを積極的に解消する動きは見られない」(外国銀)という。

IMMの通貨先物では4日時点のネット円ロング(買い持ち)が4万7350枚と前週から1257枚増加。円ロングは昨年12月8日の直近のピーク(4万8166枚)からは縮小しているが、2016年10月以来の高水準にある。

欧州勢が参入し始める夕刻からは、ユーロ/ドルの値動きに関心が注がれている。

東京市場でユーロは米長期金利の一段高を眺めつつ1.2235ドルまで下落したが、その後1.22ドル後半に持ち直した。

ロイター為替予測調査によると、ストラテジストの過半数は、ドルが従来予想よりも長く、少なくとも今後1年間は弱含み基調が続くとみている。利回り選好の投資家が新興市場国通貨に引き続き向かうとの観測が主因。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 103.89/91 1.2256/60 127.35/39

午前9時現在 103.79/81 1.2268/72 127.34/38

NY午後5時 103.80/83 1.2270/74 127.37/41

(為替マーケットチーム)

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