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イラン、ウラン濃縮へ高性能遠心分離機の稼働拡大=IAEA

ロイター / 2021年3月9日 7時40分

 3月8日、国際原子力機関(IAEA)は、イランが中部ナタンツの地下核施設で、ウラン濃縮に使う新たな高性能遠心分離機の稼働をさらに進めたと報告した。写真はIAEAのロゴ。オーストリア・ウィーンで1日撮影(2021年 ロイター/Lisi Niesner)

[ウィーン 8日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)は8日、イランが中部ナタンツの地下核施設で、ウラン濃縮に使う新たな高性能遠心分離機の稼働をさらに進めたと報告した。2015年イラン核合意の違反が一段と拡大することになる。

IAEAの加盟国宛の報告書で「ナタンツのウラン濃縮施設の『IR2m型』の遠心分離機174台について、イランが6フッ化ウランガス(UF6)の注入第3段階を3月7日に開始したことを確認した」とした。

イランは昨年11月、性能が高いIR2m型の遠心分離機を利用して、ナタンツでウラン濃縮を開始。IAEAによると、現在は同型の分離機522台を稼働させている。

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