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午前の日経平均は続伸、ソフトバンクGの大幅上昇が寄与

ロイター / 2021年9月8日 12時15分

 8日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比245円71銭高の3万0161円85銭となり、続伸した。東京証券取引所で昨年10月撮影(2021年 ReutersKim Kyung-Hoon)

[東京 8日 ロイター] -

8日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比245円71銭高の3万0161円85銭となり、続伸した。朝方に安く始まった後、プラス圏に切り返し、上げ幅を拡大した。次期政権による経済対策への期待感が継続したほか、ソフトバンクグループ株に買いが集まり、指数が押し上げられた。

前日の米国株式市場では、ダウ工業株30種とS&P総合500種が下落した一方、ナスダック総合は過去最高値を更新して取引を終えた。経済回復ペースの鈍化を巡る懸念と米連邦準備理事会(FRB)による緩和的な政策維持への期待とが交錯した。

日経平均は朝方に利益確定売りが先行して安く始まったが、その後は切り返しプラス圏に浮上。徐々に上げ幅を拡大した。 

ソフトバンクグループが一時10.6%高の急上昇となり、指数の押し上げに寄与した。売買代金は約2818億円で、2位のレーザーテックの約937億円の3倍に膨らんだ。前引け時点で、指数を120円押し上げている。

日経平均は、短期間に急ピッチで上昇し3万円の大台に到達したことから、市場では「期待感による上昇はこの辺りまでだろう」(三木証券の北澤淳商品部投資情報グループ次長)との声が聞かれる。良好な企業業績が見込まれる中間決算後の株価上昇に向けて、目先は「3万円前後での日柄調整に入るのではないか」(北澤氏)との見方が出ていた。

TOPIXは0.66%高で午前の取引を終了。31年ぶりの高値を再び更新した。東証1部の売買代金は1兆7202億2700万円と膨らんだ。東証33業種では、情報・通信業、銀行業、電気・ガス業などが上昇し、その他製品、海運業、水産・農林業などが値下がりした。

個別では、東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体関連株が総じてしっかり。レーザーテックは上場来高値を更新した。指数寄与度の大きいファーストリテイリングは小幅にプラスだった。日本郵船や任天堂はさえなかった。

東証1部の騰落数は、値上がりが1336銘柄で全体の61%となった。値下がりは713銘柄、変わらずが137銘柄だった。

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