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資産運用大手、中国経済に強気見通し 政策転換が好機に

ロイター / 2023年11月8日 18時2分

資産運用大手の幹部らは11月8日、中国の経済政策の転換とそれが生み出す投資機会が、世界の資産運用会社による中国への長期投資の原動力になっていると指摘した。写真は人民元紙幣。1月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

[香港 8日 ロイター] - 資産運用大手の幹部らは8日、中国の経済政策の転換とそれが生み出す投資機会が、世界の資産運用会社による中国への長期投資の原動力になっていると指摘した。

多くの多国籍企業は西側諸国と対立する中国からリスクを分散しているが、グローバル市場での中国の重要性は否定できないとの見方が多かった。

香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)主催の「グローバル・ファイナンシャル・リーダーズ・インベストメント・サミット」でブラックロックの顧客事業グローバル責任者、マーク・ウィードマン氏は、長期的に中国を国際的な投資ポートフォリオに組み込む必要があるとの見方を表明。

中国では重大な政策転換が起きており、これが将来的に投資における資本市場の役割を高めることになると指摘した。個人が不動産や定期預金から資産を分散しており「長期的に、われわれにとって大きな機会が存在する」とした。

キャピタル・グループのマイク・ギトリン最高経営責任者(CEO)も中国経済が大きな転換期を迎えているとの見方を示した。

その上で政策が「どこへ向かっているのかに関心を持てば、その分野への投資から恩恵を受ける機会が広がる」とした。

フィデリティ・インターナショナルのアン・リチャーズCEOは、中国は世界経済の重要な一部であり、その事実はすぐに変わることはないだろうと述べた。

シタデル・セキュリティーズのペン・チャオCEOも、中国は成長とイノベーションの原動力であり、それ以外の見方は「不可解だ」と指摘した。

英金融大手HSBCグループのノエル・クインCEOは、シンガポールで同日開かれたフォーラムで、中国本土以外に進出する中国顧客の動きで事業が7割押し上げられたと説明。

同氏は前日のイベントで、中国本土から香港への資産流入が今年3─4倍に増えていると述べていた。

中国人民銀行(中央銀行)の張青松副総裁は前日、中国経済について「あまり懸念していない」としながらも、地方政府の一部債務には「構造的な問題」が残っていると指摘していた。

*システムの都合で再送します。

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