ベネズエラ産油量、米の制裁緩和で小幅増へ＝ＥＩＡ

　１１月７日、米エネルギー情報局（ＥＩＡ）はベネズエラの産油量について、２０２４年末までに日量２０万バレル弱増加し、平均９０万バレルになるとの予想を示した。ベネズエラ国営石油会社ＰＤＶＳＡの看板、カラカスで２０１６年撮影（２０２３年　ロイター／Marco Bello）

[ヒューストン ７日 ロイター] - 米エネルギー情報局（ＥＩＡ）は７日、ベネズエラの産油量について、２０２４年末までに日量２０万バレル弱増加し、平均９０万バレルになるとの予想を示した。

米政府は１０月、ベネズエラの石油と金鉱部門に対する広範囲な制裁を緩和。これにより海外市場向けの原油生産と輸出が可能になった。

ＥＩＡは「政情は流動的で、制裁緩和による増産は限定的とみている」と指摘。長年のメンテナンス先延ばしや資本不足から、一段の生産増にはより長い時間と多額の投資が必要になると分析した。