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基調インフレ押し下げに進展、まだ不十分=レーンECB専務理事

ロイター / 2023年11月8日 19時43分

11月8日、欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストを務めるレーン専務理事は、基調インフレを押し下げる取り組みに一定の進展が見られるとしつつ、まだ十分ではないと述べた。写真はフランクフルトのECB前で9月撮影(2023年 ロイター/Wolfgang Rattay)

[フランクフルト 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストを務めるレーン専務理事は8日、基調インフレを押し下げる取り組みに一定の進展が見られるとしつつ、まだ十分ではないと述べた。

リガで開催された会議で、最近の全般的なインフレ率の急速な低下は1年前からのエネルギー価格の大幅な上昇の反転によるところが大きく、あまり安心できるものではないとの認識を示した。

「(基調インフレ率に)一定の進展が見られるが、まだ十分ではない」とし「このため、現状では、さらに進展があるまで、金利を大幅な高水準に据え置いている」と述べた。

先月の総合インフレ率を2.9%まで下げたこの傾向はひとまず終わりを告げ、2024年は「2%台後半か3%台前半」となり、25年には2%の目標まで低下するだろうと語った。

企業は急激な物価上昇局面でコスト上昇分以上の値上げを実施し、利益率が大幅に改善した。

レーン氏は「利益の調整が必要だ」とし、「利益の減少を通じて賃金上昇を吸収する企業が増えれば、インフレの鈍化につながり、労働者もこうした高い賃上げを求める必要性を感じなくなるだろう」と述べた。

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