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イスラエル作戦に「何らかの誤り」、ガザ死者数が示唆=国連総長

ロイター / 2023年11月9日 7時12分

国連のグテレス事務総長は8日、パレスチナ自治区ガザにおける民間人の死者数は、イスラム組織ハマスに対するイスラエルの軍事作戦の「何かが間違っている」ことを示しているという認識を示した。写真は11月8日、ニューヨークで開かれたロイターネクストで語るグテレス国連事務総長。(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 国連のグテレス事務総長は8日、パレスチナ自治区ガザにおける民間人の死者数は、イスラム組織ハマスに対するイスラエルの軍事作戦の「何かが間違っている」ことを示しているという認識を示した。

グテレス事務総長はロイターネクストで、「人間の盾」戦術を利用する「ハマスにも違反はある」としつつも、「軍事作戦で殺害された民間人の数を見れば、明らかに何かが間違っている」と語った。

グテレス氏は、人道危機にさらされているパレスチナ市民の悲惨な映像は「世界的な世論という点でイスラエルに有益ではない」とし、「イスラエルの利益に反しているとイスラエルが理解することも重要」と述べた。

10月7日に起きたハマスのイスラエル奇襲によって1400人が殺害され、240人超が人質となった。パレスチナ当局者によると、その後のイスラエルの攻撃で、これまでに1万0569人が死亡した。そのうち40%が子どもという。

グテレス氏は、国連が毎年確認している世界の紛争による子どもの死者数をはるかに上回る子どもが犠牲になっているとし、「ガザでは数日間に何千人もの子どもが殺されている。これは、軍事作戦のやり方に明らかに何か問題があることを意味している」と改めて述べた。

ガザの人道状況については「壊滅的」とし、ガザ市民が直面するニーズに対応する「人道援助の流れが絶対的に不可欠」と重ねて強調。「ガザへの効果的な人道支援を確実にするため、われわれはイスラエル、米国、エジプトと集中的な交渉を進めている」とした。さらに「これまでの支援は少なすぎ、遅すぎる」とし、エジプトとガザの境界にあるラファ検問所を通過しガザに入った人道支援物資を積んだトラックが過去18日間で630台にとどまっていると明らかにした。

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