NY外為市場=ドル151円台に再び上昇、介入警戒感高まる
ロイター / 2023年11月9日 7時8分
ニューヨーク外為市場では、ドルが対円で上昇し、対ユーロで安定的に推移した。先週は米連邦準備理事会(FRB)の利上げサイクルが終了したとの見方が強まったことでドルは大きく下げたが、落ち着きを取り戻しつつある。(2023年 ロイター/Dado Ruvic)
[ニューヨーク 8日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが対円で上昇し、対ユーロで安定的に推移した。先週は米連邦準備理事会(FRB)の利上げサイクルが終了したとの見方が強まったことでドルは大きく下げたが、落ち着きを取り戻しつつある。
ドル/円は0.41%高の151.03円。ドルは先週付けた1年ぶり高値(151.74円)は超えていないものの、政府・日銀による円安・ドル高を抑えるための介入が警戒される水準に再び向かっている。
INGの外為ストラテジスト、フランチェスコ・ペソーレ氏は「介入が警戒されるゾーンに明らかに戻った」とし、「ここ2日の変動はかなり大きくなっている。ドル/円が大幅に上昇すれば、介入に対する警報がけたたましく鳴り始める」と述べた。
ただエコノミストの間では、米経済は第4・四半期に失速するとの見方が大勢。失速すれば米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げの可能性は低くなり、ドルの魅力は低下する。
スコシアバンク(トロント)のチーフ為替ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「ドルはこの先、軟調な経済指標に対し脆弱になる」と予想。「年央あたりから見られていたドル買いトレンドの後、ドル売りが出る環境に移行しつつある」と述べた。
CMEフェドウオッチによると、先物市場が織り込む来年1月までにあと1回の利上げが実施される確率は約17%。同時に、早くて来年3月に利下げが実施される確率は18%であることも織り込まれている。
主要6通貨に対するドル指数は0.05%高の105.58。
ユーロ/ドルは0.02%高の1.0702ドル。
英ポンド/ドルは0.12%安の1.2283ドル。
ドル/円 NY終値 150.97/151.00
始値 150.74
高値 151.05
安値 150.74
ユーロ/ドル NY終値 1.0707/1.0708
始値 1.0677
高値 1.0716
安値 1.0661
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1セルフレジで客が減る? 欧米で「セルフレジ撤去」の動き、日本はどう捉えるべきか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月18日 8時10分
-
2電話番号案内104終了へ NTT東西、利用者激減で
共同通信 / 2024年7月18日 21時35分
-
3東証、一時1000円近く下落 円高進行で輸出関連に売り
共同通信 / 2024年7月18日 11時58分
-
4「レイバン」メーカー、人気ブランド「シュプリーム」を15億ドルで買収
ロイター / 2024年7月18日 8時34分
-
5申請を忘れると年金200万円の損…荻原博子「もらえるものはとことんもらう」ための賢者の知恵
プレジデントオンライン / 2024年7月17日 8時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください