アルメニア、アゼルバイジャンのＣＯＰ２９開催地立候補阻止せず

Nailia Bagirova

[バクー ７日 ロイター] - アルメニアは７日、来年の国連気候変動枠組み条約第２９回締約国会議（ＣＯＰ２９）について、アゼルバイジャンの開催国立候補を阻止しないことに同意した。係争状態から和解促進に向けた一連の行動の一つとみられている。

両国政府は共同声明を発表し、アゼルバイジャンは拘束しているアルメニア兵３２人を、アルメニアはアゼルバイジャン兵２人を解放すると表明した。

声明は、「両国は関係正常化と、主権と領土保全の原則を尊重した和平合意に到達したい意向を再確認する」と説明した。

米国務省は７日、兵士らの解放を歓迎するとし、このコミットメントは「和平合意の詰めと関係正常化を目指す中で、重要な信頼構築の手段」だと指摘した。