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午前の日経平均は小幅反発、米利下げ期待と短期過熱感が綱引き

ロイター / 2024年7月8日 12時8分

 7月8日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比87円43銭高の4万0999円80銭と小幅に反発した。写真は株価ボードの前を歩く男性。都内で2020年5月撮影(2024 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 8日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比87円43銭高の4万0999円80銭と小幅に反発した。米国での利下げへの期待と短期的な過熱感への警戒が綱引きとなって、方向感が出なかった。

日経平均は49円安で寄り付いた後、前週末の終値を挟んだ一進一退が続いた。一時93円高の4万1005円46銭に上昇した。市場では「米利下げ期待が再び高まっており、長期金利も落ち着いている。この動きが株価の下支えになっている。一方、史上最高値圏にある中で上昇に一服感が出ている」(野村証券投資情報部の沢田麻希ストラテジスト)との声が聞かれた。テクニカル面から短期的な過熱感もあるという。

前週末の米国市場では6月の米雇用統計を経てハイテク株高となったが、国内の半導体関連株はまちまちだった。雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びがわずかに鈍化したほか、失業率は約2年半ぶりの高水準に上昇。賃金の伸びは鈍化し、労働市場の緩みが示唆された。米長期金利は低下し、米ハイテク株を支援した。一方、ドル/円は160円前半と、円安が一服。輸送用機器は小安かった。

TOPIXは0.13%安の2880.32ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆7877億4300万円だった。東証33業種では、値上がりは精密機器や医薬品、鉱業など12業種、値下がりは海運や電気・ガス、保険など21業種だった。

ソフトバンクグループ、第一三共が年初来高値を更新。ファーストリテイリングは小高かった。前週末に決算を発表した安川電機は軟調。ファナックはさえなかった。 

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが595銘柄(36%)、値下がりは996銘柄(60%)、変わらずは54銘柄(3%)だった。

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