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米国、太平洋島しょ国で金融コネクティビティー強化へ

ロイター / 2024年7月8日 13時20分

[ブリスベン 8日 ロイター] - ネルソン米財務次官(テロ・金融情報担当)は8日、オーストラリアのブリスベンで開いた「太平洋銀行フォーラム」で、米国は「金融コネクティビティー、投資、統合」の強化に取り組んでいると表明した。

フォーラムはオーストラリアと共同で開催。金融機関や政府関係者が出席し、太平洋島しょ国の銀行制度の改善について協議している。

米国は中国の影響力拡大を阻止するため、太平洋島しょ国の支援に力を入れている。

ネルソン氏は「われわれは太平洋地域の経済的・戦略的な重要性を認識しており、金融コネクティビティー、投資、統合を強化するため、同盟国やパートナーとの関与と協力を深めていく決意だ」と表明した。

専門家によると、大手銀行は規制強化に対応するため、リスク回避の一環で、太平洋島しょ国の銀行と締結したコルレス銀行(為替業務の代行契約)を解消しており、島しょ国のドル建て預金口座へのアクセスが制限されている。

ネルソン氏は、米国が太平洋地域での銀行のリスク回避を認識しており、対応を進める決意だと表明。「世界中で金融統合を進めるメリットは大きい。逆を言えば、コルレス銀行関係の縮小は重大な結果を招く」と述べた。

太平洋地域のコルレス銀行関係は過去10年、世界平均の2倍のペースで減少しているという。世界銀行とアジア開発銀行(ADB)がこの問題に取り組んでいる。

オンライン形式でフォーラムに参加したイエレン米財務長官は、コルレス銀行へのアクセス強化などを含め、太平洋地域の経済の強靭性を支えることを米国は重視していると表明した。

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