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NY外為市場=ユーロ下落、ドル3週間以上ぶり安値から上昇

ロイター / 2024年7月9日 6時11分

ニューヨーク外為市場では、ユーロが下落。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 8日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ユーロが下落。ただ、フランスが総選挙の結果、宙づり議会(ハング・パーラメント)となるとの見通しを受け、対ドルでは安値から下げ幅を縮小した。

先週発表された米雇用統計を受けて連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が高まったことで、ドルは3週間以上ぶりの安値を付けていた。

マネックスUSA(ワシントン)の外為トレーダー、ヘレン・ギブン氏は、ユーロ懐疑派のマリーヌ・ルペン氏が事実上率いる極右「国民連合(RN)」が過半数を獲得できなかったことで、フランスの欧州連合(EU)を離脱を巡る懸念が和らいだと指摘。「RNが勝利していたら、フランスが実際に離脱に向けて動き出すというリスクが幾分あった」とし、離脱の公算が小さくなったことで安心感が広がったと述べた。

取引終盤、ユーロは0.11%安の1.0824ドル。一時、 1.0845ドルと6月12日以来の高値を付ける場面もあった。

主要通貨に対するドル指数は0.04%高の104.99。取引序盤、6月13日以来の安値となる104.80まで沈んだ。

市場では米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の行方の手がかりを得ようと、9─10日にパウエルFRB議長が行う議会証言に注目が集まる。

CMEグループのフェドウオッチによると、金利先物市場は年内2回の利下げがあると織り込んでいる。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で最初の利下げが行われる確率を76%、追加利下げが12月までに行われると予想している。

ドルは対円で小幅上昇。取引終盤では0.02%高の160.76円となった。先週は161.96円と38年ぶりの高値を更新した。

ポンドは対ドル、対ユーロで3週間半ぶりの高値を付けた。スターマー労働党首が首相就任して以来、ポンドは上昇基調にある。

取引終盤、ポンドは0.02%高の1.281ドルとなった。

豪ドル/米ドルは0.18%安の0.6737米ドル。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.08%安の5万6312ドル。

ドル/円 NY終値 160.81/160.85

始値 160.92

高値 161.05

安値 160.49

ユーロ/ドル NY終値 1.0822/1.0826

始値 1.0829

高値 1.0844

安値 1.0823

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