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銀行・信金の貸出、7月は+3.2%で残高が過去最高 経済活動改善

ロイター / 2024年8月8日 10時45分

日銀が8日に発表した7月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比3.2%増の624兆6718億円だった。写真は2017年6月撮影(2024年 ロイター/Thomas White)

Kentaro Sugiyama

[東京 8日 ロイター] - 日銀が8日に発表した7月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比3.2%増の624兆6718億円だった。残高は2000年1月以降の最高を更新した。M&A(企業の合併・買収)関連や不動産関連、経済活動の改善に伴う資金需要が続いている。

業態別にみると、都銀等が4.2%増の252兆4438億円だった。伸び率は前月の4.4%から縮小した。地銀・第二地銀は3.1%増の294兆8083億円で、残高は1991年7月以降の最高を更新した。信金は0.5%増だった。

預金平残は都銀・地銀・第二地銀の3業態と信金の合計で前年比1.2%増の1050兆6662億円だった。伸び率は前月の1.0%から拡大した。企業への融資に伴う貸し出しの増加や、財政資金の滞留などで預金残高は高めの水準が続いている。

都銀は1.2%増の475兆6749億円で、伸び率は前月の1.1%を上回った。

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