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午前の日経平均は続伸、円高が一服 決算銘柄の物色も

ロイター / 2024年8月8日 12時9分

 8月8日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比58円48銭高の3万5148円10銭と続伸した。写真は株価ボード。都内で2月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

Noriyuki Hirata

[東京 8日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比58円48銭高の3万5148円10銭と続伸した。朝方には、前日の米株安や為替の円高基調を嫌気する売りが先行したが、ドル/円が円安方向に持ち直す動きになると下げ幅を縮め、プラスに転じた。決算や株主還元が好感された銘柄群が物色されたことも支えになった。

日経平均は443円安で寄り付いた。前日までの上昇で3万5000円を回復し、戻り待ちの売りが先行した。その後も、ドル/円の円高方向への動きに歩調を合わせるように下げ幅を拡大し、一時882円安の3万4207円16銭円に下落した。

ただ、中盤以降はドル/円が徐々に持ち直し、日経平均も下げ幅を縮めプラスに転じた。不安定な為替の動きに振らされる流れが継続しており「再び円高方向に向かわないかには目配りが必要」(岡三証券の松本史雄チーフストラテジスト)という。一方、株価の値幅は落ち着く方向にあるとして「目先は値固めではないか」(松本氏)との見方が聞かれた。

レーザーテックやニトリホールディングス、アサヒグループホールディングス、ソニーグループといった銘柄が上昇。前日に発表した決算や株主還元が好感された。4銘柄で指数に対し120円程度、押し上げ方向に作用した。

日銀の金融政策決定会合における主な意見(7月30─31日開催分)が発表されたが、前日に内田真一副総裁の発言機会があったことから「大筋で、終わった会合との位置付けだろう」(別の国内証券のストラテジスト)と受け止める声が聞かれる。

TOPIXは0.16%高の2493.10ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆7055億0400万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業や石油・石炭製品、保険など24業種、値下がりは金属製品や非鉄金属、卸売など9業種だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1055銘柄(64%)、値下がりは545銘柄(33%)、変わらずは45銘柄(2%)だった。

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