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安保理、ボクシング女子騒動で対立 ロシアにアルジェリア反発

ロイター / 2024年8月8日 14時13分

国連安全保障理事会が女性と平和、安保にテーマに開いた7日の会合で、ロシアがパリ五輪ボクシング女子の性別適格性騒動に言及し、渦中の選手の出身国アルジェリアが強く反論する場面があった。写真はロシアのドミトリー・ポリャンスキー国連次席大使。2023年撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

Michelle Nichols

[国連 7日 ロイター] - 国連安全保障理事会が女性と平和、安保にテーマに開いた7日の会合で、ロシアがパリ五輪ボクシング女子の性別適格性騒動に言及し、渦中の選手の出身国アルジェリアが強く反論する場面があった。

ロシアのドミトリー・ポリャンスキー国連次席大使は、西側諸国が五輪運営を独占していると主張。LGBT(性的少数者)を巡る政治的意図をその他諸国に無理矢理押し付け、女性の権利と尊厳を損なっていると非難した。

その上で、パリ五輪のボクシング女子に出場するイマネ・ヘリフ選手(アルジェリア)と林郁婷選手(台湾)の性別適格性を巡る問題を議論に持ち出し、「国際ボクシング協会(IBA)のホルモン検査で失格した選手ら、つまりIBAと常識によると男性だが、その選手によって女子選手が公然と暴力を受けている。全く忌まわしいことだ」と述べた。

これに対しアルジェリア上級外交官のトゥフィク・クードリ氏は強く反論し、「ヘリフさんは勇敢なボクサーで、女性として生まれ、女性として過ごしてきた」と指摘。「漠然とした政治的意図を持つ人たちは別にして、その点に一片の疑問もない」と強調した。

ヘリフ選手と林選手は昨年の世界選手権で性別適格性検査をクリアせず、IBAの規定違反で失格となった。ただ、IBAはガバナンス問題でボクシング統括団体としての地位を剥奪され、パリ五輪では国際オリンピック委員会(IOC)が競技を統括しているため、出場が認められていた。

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