最近の統計、インフレ鈍化の確信強める=米カンザスシティー連銀総裁
ロイター / 2024年8月9日 8時12分
米カンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁は8日、最近の「心強い」データはインフレが鈍化しているという確信を強め、米連邦準備理事会(FRB)の利下げの用意を整えるとの見方を示した。米首都ワシントンで2022年撮影(2024年 ロイター/Sarah Silbiger)
[8日 ロイター] - 米カンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁は8日、最近の「心強い」データはインフレが鈍化しているという確信を強め、米連邦準備理事会(FRB)の利下げの用意を整えるとの見方を示した。
物価は大きく変動することがあり、FRBがインフレの道筋を確信するには「より長い期間」が必要とした一方、「インフレ率が引き続き低水準となれば、物価安定の責務達成に向かっているという確信が強まり、政策スタンスを調整することが適切になるだろう」と述べた。
FRBの物価目標2%に対し、現在のインフレ率が2.5%前後となる中、シュミッド氏はFRBが「(目標に)近いものの、まだ到達していない」とした。
米経済は堅調で、消費者の需要は強く、労働市場ははっきりと減速しているものの、失業率の上昇以外の指標を考慮すればなお「かなり健全」だと指摘。
こうした状況を踏まえると、FRBの現在の政策スタンスは「さほど制約的ではない」とし、インフレ率をさらに低下させるには労働市場の一段の減速が必要だと述べた。
このシナリオは「状況が著しく弱くなれば変化する可能性がある」としつつ、自身は総じて様子見姿勢を維持していると示唆。「政策の道筋はデータと経済の強さによって決まる」と述べた。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1【東海道新幹線】きっぷはどうしたらいい? 予約・購入している場合は“手数料なし”で変更・払い戻しOK 南海トラフ巨大地震注意受けて
CBCテレビ / 2024年8月8日 20時49分
-
2第一生命社員、情報漏えい 7.2万件、出向先から
共同通信 / 2024年8月8日 23時16分
-
3中丸不倫、アパへの風評被害は「ほぼない」理由 またもスキャンダルの舞台に…なぜイジられる?
東洋経済オンライン / 2024年8月8日 17時20分
-
4日本は世界200カ国中158位…先進国と比べても投票率が圧倒的に低いのは、いったいなぜ?
文春オンライン / 2024年8月9日 6時10分
-
5通勤復活で「超満員」再び?鉄道混雑率ランキング 2023年度・100%以上の全国143区間を独自集計
東洋経済オンライン / 2024年8月9日 7時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください