タイＣＰＩ、9月は前年比＋0.61％に加速 中銀目標なお下回る

[バンコク　７日　ロイター] - タイ商務省が７日発表した９月の消費者物価指数（ＣＰＩ）は、前年比０．６１％上昇した。伸びは８月の０．３５％から加速したが、ロイターがまとめた予想の０．８０％は下回った。

ディーゼル燃料と一部野菜の価格上昇が主な押し上げ要因だが、中銀の目標範囲（１─３％）を依然下回っている。

商務省は、１０月のインフレ率を１．２５％、第４・四半期は１．４９％前後と予想している。

変動の大きい食品とエネルギーを除く９月のコアＣＰＩは前年比０．７７％上昇で、伸びは予想の０．７２％を小幅に上回った。

１─９月のＣＰＩは前年同期比で平均０．２０％上昇した。

同省はこの日、通年のインフレ率予想を０．２─０．８％とし、従来のゼロ─１％から修正した。